橋本治が読む、狂騒の20世紀末。『広告批評』97~99年連載の巻頭時評を収録。
この本の基本ポリシーは「一貫するものがなにもない」ということです。だからこそ、「ああでもなくこうでもなく」ではあるわけですが、さらにこの本は、かなりいい加減です。「あんまりムキにならずにどこまで行けるかな」という実験をちょっとしてみました。だからって、別に分かりやすくなんかないですけど。(本文より)
Contents
- 官僚は—
- 松田聖子は—
- 人生は過ぎ行かないが、事件は過ぎ行く
- たかの友梨とココ山岡と茶巾鮨…
- なんにもすることがない人々
- 「も」
- 「火薬が爆発する映画」考
- 「方向」ね—
- プリンセス・ダイアナか…
- 基地とようかん〔ほか〕