英国生活誌〈1〉復活祭は春風に乗って
一九六三年に留学して以来、イギリスを見つめ続けてきた著者が綴る、イギリス人の気質と日常。良き伝統、美しい自然のなかでゆとりある人生を愉しむ人々との交流を通して、日本人が忘れてしまった本当の豊かさを見出す、みずみずしい感性溢れるエッセイ集。
目次
イギリスとの距離
早い春と自転車
小鳥の鳴き声で目が覚める
風に飛んだ帽子
コテイジのある生活
復活祭は春風に乗って
低い垣根と個人主義
馬車に乗ったジューン・ブライド〔ほか〕
英国生活誌〈2〉紅茶のある風景
なんとこの国は奥が深いのだろう―。めぐる季節の中でのさまざまな情景を自筆イラストとともに描きつつ、イギリスの日常に流れる悠然とした時間の感覚、ゆとりある生活を愉しむ人々ののびやかな感性を鮮やかに伝えるエッセイ集。
目次
英国好日
タマネギの皮をむいて買う
台所の周辺
紅茶のある風景
食事は料理だけではない
パブのある風景〔ほか〕