「わかる」のしくみ―「わかったつもり」からの脱出

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マゴの手は,孫の手ではない! わかったつもりが真の理解を妨げ,しばしば学習挫折の原因となる。主として文章理解にかかわる誤解の実例をあげて「わかったつもり」から本当の「わかる」に至る筋道を懇切に説く。『間違いだらけの学習論』の姉妹編。

われわれは、学習を効果的に進め、理解を深め、研究を滞りなく進めたい願っています。すなわち、認識を進展させたいと思っています。ですから、認識の進展を妨げる要因があれば、それに対処したいと考えるでしょう。そのとき、妨げる要因に、種類の異なるものがあれば、その種類に合わせた対応をとえらなければならないのです。
たとえば、ある現象を記述するのに必要な数学を「わかっていない」のであれば、微分方程式などの学習という対応をしなければなりません。しかし、ある種の「思い込み」などで、その現象に対して、「わかったつもり」の状態にあれば、その状態の不十分さに気づくことから始めなければならないでしょう。そうでなければ、有効な対応は可能ではありません。(本文より)

・「中学教育」97.11月号、新井郁男氏評
・「授業づくりネットワーク」97.10月号、森脇健夫氏評
・「IEレビュー」98年、坂爪裕氏評

Condition

良い

Original Price

¥1,980

Type

単行本

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